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9.相続に関する問題




Q.わたしの叔母は、特に保険金受取人を指定せずに、簡易生命保険をかけていましたが、その後亡くなりました。
この保険をかけた当時は、私の母が生きていましたが、その後叔母より先に亡くなっており、叔母の親族は、姪である私だけです。
私は、叔母の相続人の立場で保険金を請求したのですが、郵便局から、「あなたは簡易生命保険法第55条第2項で定められている『遺族』に当たらないので、支払うことはできません。」と断られてしまいました。
私は、保険金を受け取れないのでしょうか。

A.『遺族』に当たる人がいないので、あなたは、叔母さん若しくはお母さんの相続人として、保険金を受け取ることができると考えます。
 簡易生命保険法55条は、保険契約者が保険金受取人を指定せずに死亡した場合の死亡保険金の受取人を『遺族』、すなわち、被保険者の配偶者(届出がなくても事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含む。)、子、父母、孫、祖父母及び兄弟姉妹並びに被保険者の死亡当時被保険者の扶助によって生計を維持していた者及び被保険者の生計を維持していた者と定めています。
 この規定の趣旨については、簡易保険においては、保険契約の目的が、多くの場合、保険事故が発生した場合に被保険者又はその遺族の経済生活の安定を確保することにあるものと認められることを理由に、保険契約者が保険金受取人を指定しない場合には、被保険者又は被保険者の遺族が保険金受取人となることとしていると説明されています(山下典孝「保険法における保険金受取人変更に関する一考察」)。
 そうすると、被保険者及びその被保険者の遺族がまったく存在しない場合にまで法55条を適用することは、その立法趣旨に反することになります。
 この場合は、一般法である保険法ないし民法が適用され、原則に戻って、保険契約者兼被保険者が死亡保険金の受取人となると解釈すべきであり、その後保険金受取人たる保険契約者が死亡した場合には、同人の相続人を受取人と指定したものと考えるのが妥当であるといえるでしょう(山下友信『保険法』)。
 あるいは、つぎのようにも考えられます。
 簡易生命保険法は、保険法とは、特別法・一般法の関係に立つので、簡易生命保険法に規定のないところは、保険法の適用があると考えられます。
 ところで、簡易生命保険法には、『遺族』が死亡した場合についての規定はありませんが、保険法46条は「保険金受取人が保険事故の発生前に死亡したときは、その相続人の全員が保険金受取人となる」と規定しています。
 そうすると、『遺族』が保険金受取人であることに争いはないので、『遺族』が亡くなったときは、保険法46条により『遺族』の相続人が保険金受取人となると考えるのが妥当でしょう。
 以上のように、叔母さんの姪御さんであるあなたは、@叔母さんの相続人として、あるいはA叔母さんの『遺族』であるあなたのお母さんの相続人として、いずれの立場からでも、保険金受取人となれると思います。
※このような問題でお困りの際は、当事務所にご相談下さい
渡辺・玉村法律事務所 
弁護士:玉村 匡


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Q.「全部あげる」と遺言に書いてもらったのに、郵便局から「簡易保険の証券の受取人欄に名前が書いてない」と、支払拒否されました。

A.What's new!のページ をご覧いただくか、
  PDFファイルにまとめてありますので、▼こちら▼ をご覧下さい。
「京都地方裁判所は、日本郵政公社に「支払え」と画期的な判決」 (3,040 KB)


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Q.相続分はどのくらいですか?

A.1-配偶者(たとえば妻)と子が相続人の場合は、各2分の1となります。子が複数いるときは、2分の1にあたる分をさらに人数で割ったものが各子の相続分になります(以下の場合も同様です。)。
2-配偶者と直系尊属(たとえば母)が相続人の場合は、配偶者が3分の2、直系尊属が3分の1となります。
3-配偶者と兄弟姉妹が相続人の場合は、配偶者が4分の3、兄弟姉妹が4分の1となります。




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Q.生前に援助をしてもらっているときでも相続分は同じですか?

A.相続人の中に、生前贈与を受けたり、遺贈を受けたりした者がいる場合は、相続分の前渡しを受けたもの(特別受益)として、その者の相続分を減らすことになります。


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Q.亡くなった人の財産を増やしたり減るのをくい止めたり、介護した場合でも相続分は同じですか?

A.遺産分割にあたって、それらをしなかった相続人より多くの遺産を受けることができます。


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Q.私は3人兄弟の長男ですが、父と三男は既に亡くなっておりました。三男には娘と息子がいます。先日母が亡くなったのですが相続人は誰になりますか?

A.あなたと次男と姪と甥の4人です。相続分は、あなたと次男が3分の1、姪と甥が各6分の1です。


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Q.分割協議がまとまりません。どうすればいいのでしょうか?

A.家庭裁判所に遺産分割の調停を申し立て、まずは裁判所において話し合いをすることになります。それでも話し合いがまとまらなければ、家庭裁判所の審判により分割方法を決めてもらうことになります。


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Q.生命保険金は遺産に入りますか?

A.特定の人が受取人と指定されていれば、遺産にはなりません。そうでない場合は遺産に入ります。


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Q.先日父が亡くなりました。父は遺言をしており、遺産は全部兄にやると書かれていました。私はまったく遺産をもらえないのでしょうか?

A.あなたには遺留分(いりゅうぶん)という権利があり、この場合遺産の4分の1を請求できます。


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Q.父が多額の借金を抱えて亡くなりました。どうすればいいですか?

A.家庭裁判所に相続放棄の手続をすれば、借金を返済する必要はありません。但しこの手続をする期間は短いので、早めに弁護士に相談するのがいいでしょう。


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